前回のあらすじと感想
生徒会を倒すことを目的とした善咲会入会の誘いを断った芽亜里。
4巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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確率に基づいた着実なやり方でギャンブルに勝利していく芽亜里に反感を抱き始めたクラスメイトがちらほら。芽亜里を嵌めるために「定期試験ギャンブル」を企てます。
掛け金1万円と、学級委員の座をかけたギャンブル。1対1で出席番号カードをお互いに引き、その出席番号の生徒のテストの点が手札となります。お互いに7科目の中からどれか一つを選んで点数で勝負。高いほうが勝者となり、最後の一人になるまで勝ち抜きを繰り返します。
最終勝者の学級委員は実は雑用。芽亜里は決勝まで勝ち上がって、賞金30万円が手の届く所まで来たところではめられたことに気づきます。
決勝の相手は、自分をはめた愛浦。引いたカードは芽亜里が下月売、愛浦が芽亜里のもの。下月売は瞬間記憶を持つ天才でした。ここで芽亜里は「勝ったものが負けたものに200万円払う」「全科目の総合点で勝敗を決する」とすることを提案。イカサマに自信のある愛浦は飲みます。
愛浦のイカサマは「名前を書き換えて、答案をすり替える」という単純なもの。成立したのはクラスメイト全員がグルだからでした。しかし、総合点で勝つはずの下月売の点数は、芽亜里を下回っていました。愛浦は200万円を芽亜里に払って、さらに学級委員も引き受けることになります。下月売の点数が芽亜里よりも低かったのは、芽亜里がすでに初戦で下月売の点数を確認済みだったから。ここでさらに答案をすり替えると、イカサマが露見するために、芽亜里を勝たせるしかありません。この決勝での勝利を演出するために、イカサマを見抜いた上で、芽亜里はカードに細工をしていました。
下月売との戦いと見せかけて、愛浦との戦いだったのでちょっと肩透かしを喰らいましたね。決勝まで来た時点で、芽亜里がどうやって勝つのかも見えてきたので、ギャンブルそのものはやや興ざめで、顔芸を楽しむマンガになっています。
賭ケグルイ双 4巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)
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