ヴァイキングとして生まれたトルフィンの運命を描く幸村誠先生のマンガ。舞台は11世紀初頭の北ヨーロッパ。
奴隷身分に落ちてケティル農場に引き取られた後、暴力との決別に同意したエイナルと海の向こうに「戦争も奴隷もない平和な国」を作ることを誓いました。
農場で皇帝となったクヌートとのやり取りの後で、船でヴィンランド(アイスランド)に向けて出発しアイスランドに到着。姉のユルヴァが久しぶりに登場したりしました。
15巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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トルフィンは姉のユルヴァにようやく弟であると認められます。そして、髪の毛を切られ、ヒゲを剃られ。このときにわかったのはトルフィンが現在22歳で姉の9歳下だということ。もう10代じゃなかったんですね。村の人たちにヴィンランドに理想郷を作る計画を話し、賛同を得ます。しかし、資金が無いことだけはどうしようもありません。
アイスランドの村で金持ちなのが鉄鎖のハーフダンという男。ハーフダンの息子シグルドとグズリーズという女性の結婚式が近づいていました。グズリーズは、レイフの弟の未亡人。幼いときにレイフから航海の話を聞いた影響で、女性ながら船乗りになるという夢を持っていました。グズリーズがこっそりレイフの船に乗り込んでいたのを、攫われると勘違いしたシグルドが鎖を武器に襲いかかってきますが、トルフィンがなんなくいなします。
ハーフダンは何らかの思惑があってレイフと姻族関係になりたいようです。そんなハーフダンに金を狩りに行く算段をするトルフィン達。ハーフダンは、まったくプライドを持たないトルフィンに拍子抜けして、金を貸してくれませんでした。しかし、結婚式に出席することを条件としてイッカクという鯨の角を24本渡されます。
イッカクの角は、南ヨーロッパではユニコーンの角として万能薬の源として重宝されていました。ハーフダンなりの気遣いだったわけですね。はるかな航海となるギリシアへの旅を成し遂げられれば一攫千金が狙えるということで、ギリシアへ向かうことに。
グズリーズとシグルドの結婚式は問題なくとり行われましたが、夜になってグズリーズがシグルドを刺して逃げ出しちゃいます。これはやはりもしや今までの色々はグズリーズが仲間に加わるフラグだったんですかね。
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