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アラクニド / 村田真哉(12)、すべての部屋に仕掛けていた蜘蛛の罠でサソリを撃破、次なる敵の倉本は学校全てを支配下においた軍隊蟻の女王

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アラクニド(12) (ガンガンコミックスJOKER)

虫の能力を持つ少女達が戦うマンガ。主人公のアリスは蜘蛛の能力を使って細い糸と極限まで集中した時にすべての動きをスローで捉える能力を武器に戦います。

アリスが通う学校を舞台に、ひと癖もふた癖もある虫たちの戦いが次々に繰り広げられます。

アリスがやっとのことで退けた驚異的なスピードを持つディノポネラですが、あっさりと保険医の蠍に倒されます。脊髄に直結した自立式の巨大な針を武器にする蠍。自分の動きと無関係に、相手の死角から毒を打ち込むという凶悪な強さ。その蠍がアリスに襲いかかります。

カメラですべての戦いを監視して学園を支配している軍隊蟻の黒川沙羅でしたが、実は倉本の傀儡。ただの巨乳なお姉さんじゃありませんでした。

12巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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倉本藍の過去から。1ヶ月前に転校してきた倉本は黒川に自分の唾液を送り込んで支配。その黒川から爆発的に自分の軍隊を増やしていました。学校内で入念に準備をしてきた倉本。「蜘蛛狩り」は単なるお遊び、「計画」始動の刻限が迫っている、という発言からはアリス以外に目的があることを感じさせます。

クモ対サソリは、サソリの凶悪な針の前にさすがのアリスも攻撃を仕掛けることができません。節足動物界のルールそのままにクモに補職できるサソリは居ないという事実を突きつけます。しかし、サソリがトドメをさそうとした時に張りが糸で絡め取られます。一瞬たりとも罠を張る隙はありませんでしたが、前日からすべての部屋に糸の罠を仕掛けていることが明かされます。トドメを刺されそうになった時に、自分の針で自分を刺して自殺。

次なる相手は軍隊蟻。おそらく学校内でアリスに襲いかかる蟲は倉本が最後っぽいですね。雀蜂の胸のブローチには幼い頃のアリスの写真がありました。「ボス」が一度も姿を現さないことも気になります。

倉本の計画とは「蜘蛛狩り」を起点とした、軍隊の大量生産と虐殺。学校全体を支配下においた後、すべての軍隊蟻を街に放とうとしていました。そして、アリスもまたその唾液で支配下におこうとします。

ゲジとゴキブリを人質に取られ、目の前で倉本と愛し合えと黒川に命令されるアリス。倉本の悪意に気付いていません。裸にされて糸という武器も持てず、絶体絶命に見えますがここから逆転の一手があるのかな。

アラクニド(12) (ガンガンコミックスJOKER)

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