喰種だったカネキが、CCG捜査官でクインクスのハイセとなって始まった新章。クインクスは、手術によって赫子を移植した捜査官で構成された部隊。
ナッツクラッカーという喰種から「人間オークション」の開催日時と場所を知り、襲撃を掛けたCCG。かつてCCGに所属していた瀧澤捜査官がオウルという名になって投入され、CCG側に甚大な被害をもたらします。各所でなかなかに激しい戦いが展開されたオークション襲撃編は、SSレートのビッグマダムを筆頭に多数の喰種を倒すことに成功したCCG側の勝利と言えるでしょうか。ハイセ対オウルの戦いを止めるためにヒナミが登場しちゃったりしました。
4巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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オークション掃討作戦の成功を受けて、それぞれ皆階級が上がって生きます。CCG創立の和修家の息子政(まつり)と鈴屋が特等捜査官に。有馬と同じランクですね。黒磐家も父子でCCG、息子の武臣も素手で喰種を倒すほどの猛者。倒した喰種もただの雑魚じゃなくてピエロの一員ですからね。
4巻でメインになるのは月山家。カネキがいなくなってから、おかしくなってしまった習の胃袋を満たすために、大量誘拐が頻発していました。近親婚を繰り返した月山家は、遺伝的にRc細胞の影響を受けやすく赫子の制御ができなくなりやすいという設定が出てきました。大量誘拐の痕跡として残されていたのは、ドイツで壊滅させられたという由緒正しい喰種ロゼヴァルト家の赫子痕。
その赫子痕は月山家の使用人カナエ=フォン・ロゼヴァルトのもの。叶と呼ばれているロゼヴァルト家の生き残り。人間オークションに参加して、ハイセたちに撃退されていましたね。習に心酔していて、ハイセへの恨みをどんどん膨らませていきます。習に元気になってほしいという事で、方法を尋ねたのが堀チエ。ただ一人の習の人間の友人でもある女性カメラマン。
死んだと思われたカネキがハイセとなって生きていると知った習は、ちょっと元気になったかと思うと、いきなり直接接触しに行きます。といってもハイセは何も覚えていなくてスルーなんですが。大量誘拐を行なっていた月山家の部下は1人CCG側に捕縛されて、准特等捜査官のキジマ式に拷問を加えられる動画がネットにアップロードされます。キジマによる喰種側の挑発。叶はアオギリに依頼して、ハイセの部下たち、すなわちクインクスの面々を襲わせます。
瓜江・不知が叶と、ハイセがアオギリと、六月が「クインケ使い」と呼ばれる赫子でなく捜査官から奪ったクインケを使ってくる喰種との戦いに。米林が関西弁をしゃべる不気味な喰種に襲われたかと思ったら、大きなフードの男に助けられるシーンが。もしかして亜門?。この襲撃は誰も被害を出さずになんとか退けます。
最後は喫茶:reを習が訪れるシーンで終わり。カネキに執着する習と、莫大な資金力を持つ月山家が絡んできて、この戦い?がどこへ向かうんでしょう。堀チエが習に渡すよう叶に指示していた写真もまだ残っていますし、何が写っているのか気になります。読者に初めて明らかにされる決定的一枚とか出てくるんでしょうか。
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