BTOOOM! / 井上淳哉(19)、坂本がドローンを撃退するも、死んだはずのキャラがいきなり登場してヒミコが人質に

オンラインゲームを現実化した島でのサバイバルバトルを描く「BTOOOM!」。

坂本のそばにいるヒミコが高熱にやられ、東郷も吉良を救うために烈火ガスの中を抜けたことで喉をやられて炎症で呼吸もままならなくなっています。それをモニターしている運営側はおあつらえ向けにドローンと薬一式が入ったアタッシュケースを投下。ドローンはBTOOOMでランキング1位だった女ザビエラが操縦しており、かつて自分に屈辱を与えたSAKAMOTOにリベンジしようと自動小銃で襲いかかってきます。

18巻では、島の外の坂本父の戦いも盛り上がってきていたんですが、19巻は島の中だけでした。

19巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

実際に軍隊に所属してドローンの操縦を仕事としているザビエラが坂本を追い詰めていきます。あえてどう条件で戦って決着を付けるために、プレイヤーと同じ性能のレーダーを使用し、弾も実弾ではなく模擬弾。さらに東郷を救うために吉良も参戦してきます。

ザビエラは常に吉良と2人で坂本を挟み撃ちするような位置取りで攻撃を仕掛けてきます。バリアでしのぎますが、岩場でバリアを使用するとどうしても位置がバレてしまいます。坂本がとった戦略は、吉良への特攻。これで吉良が死んだと思ったザビエラが坂本の背中を追いかけますが、潜んでいた吉良にクラッカー式のBIMをぶつけられて撃墜されます。坂本は吉良に接近した時に、薬を共有することができることを伝え、ドローンを倒すために共闘することを提案していました。

坂本が薬を持ち帰ってきた時にはヒミコはおらず、辺りには銃撃の跡。ヒミコを襲ったのはヒミコの幼馴染で島に来るきっかけを作った人気バンドボーカルの吉岡。ここまで一切の登場がありませんでしたが、島に到着してすぐに東郷たちと合流し、聖域に入った所でババアキャラの裏切りにあい崖から突き落とされて死んだことになっていました。一度仮死状態になったことでチップが外れ、その後息を吹き返したためにこれまで存在がなかったことになっていました。浜辺の死体からマシンガンを回収し、ヒミコを人質に取りチップを総取りする計画。

ヒミコを連れていたところを輝夜に発見され、そのまま輝夜を追いかけ東郷と合流したところに襲いかかります。喉が焼け付いて呼吸がままならず、東郷は胸ポケットに入っていた酒を一気に煽ります。東郷が覚醒するかのような描写が入った所で19巻は終わり。

物語的には明らかに終息段階に入ってるんですが、新たに吉岡というキャラクターを持ちだしてきて、ストーリーの延命に入って来てますね。チップを8個集めての脱出ではなく、ハッカーのペリエが指揮する潜水艦が島に到着して決着になりそうですね。