77話のあらすじと感想
自分たちの居た世界とは異なる歴史を歩む世界線Oにやってきたカナメたち。やや文明の発達が遅れ、異能のことを荒神力と呼び、皇族が使用者を独占する世界。その世界のゲームマスターである皇女ククリの皇室護衛官の役目を引き受けます。ククリに一度元の世界に帰して欲しいと持ちかけるカナメ。
そのククリを狙う勢力が動き始めていました。最初に登場したウラジという男に加え、巨大な体躯のグリゴリと豊満な体のリーリヤが登場します。
78話のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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ククリに案内された部屋でビルを破壊するグリードの絵を見たカナメは、そのグリードにかつてイベントで退治したドウメの姿を思い出します。ククリいわく、宇宙は未来へと枝を伸ばす樹木のようなもので、それぞれの世界はその枝葉の一つ一つに分岐していました。ゲームマスターにできるのは、その枝が健やかに育つための管理で周囲の枝葉を見渡すことも可能でした。
カナメたちがいた世界枝とは祭儀の約定があるので、元の世界に送ることは可能だというククリ。しかし、ククリにとっても世界枝と世界枝を飛び移らせるのは難しいということで3か月待つことになります。
待つ間、皇室護衛官として訓練を受けることになったカナメは、エンリとウツロギと相まみえます。2人の武術の技量は十分と見たウツロギは、異能に絞って訓練するといいます。
修行のために感覚を拡張するという神仙水を飲んだカナメが、ウツロギに連れられて訪れた暗い部屋で目を閉じていると、見覚えのある世界に現れます。記憶の中で、一度だけ父親に連れられていった田舎の風景でした。その時のことを思い出しながら蔵の扉を開けると、カナメの異能がその能力に目覚めたときに現れた鍛冶の男がいました。
そういえば、カナメの家庭環境は、ほぼ放置という以外には何もわかっていませんでしたね。ウラジたちとの戦いに入る前に、意外と複雑な過去がこれから明かされるのかもしれません。
79話のあらすじと感想
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