6巻のあらすじと感想
FILEシリーズ異人館ホテル殺人事件」「墓場島殺人事件」「速水玲香誘拐殺人事件」の3つとおまけが2つ入った6巻。7巻からは、caseシリーズに突入です。
7巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
「魔犬の森の殺人」「露西亜人形殺人事件」「銀幕の殺人鬼」の3つ。絵柄の変わったcaseシリーズです。
広告
魔犬の森の犯人は千家。エサ代もバカにならない大量の犬たちをしつけながら、昼間は学校、放課後バイト、狂犬病の演技の仕込みという過酷な生活から始まります。金田一手製のキノコ汁でおかしくなった美雪が別荘に火をつけ、さらにおかしくなった千家が水じゃなく灯油をそそぐという展開がありましたが、このとき実はキノコでおかしくなってはいなかったことが語られます。千家視点だと、どこかで犯人に気づいた金田一の態度が怖くて仕方ないのが妙にリアルで笑えます。
露西亜人形殺人事件では、最後の最後で高遠遙一による殺人マジックと遺書の入れ替えで、完膚なきまでにハメられるところが痛快。ここまでやらなくても、というところまで金田一はやり込んでるんですよね。本編がぶっ飛んでいるほど、そのまま犯人視点にするだけでギャグが成立します。
銀幕の殺人鬼は千家と同じく、密室トリックを完成させるためのロウソクと映画のテープを使ったピタゴラスイッチに並々ならぬ努力がありました。犯人じゃない黒河さんの痛々しさが半端ないですね。
私の記憶が正しければ、このころマガジン本誌では、「コータローまかりとおる!」の蛭田達也先生が堂々と金田一本編における自分の推理を載せていたような気がするんですよね。特に千家犯人の推理は、そのミスも含めてガッツリ当てていたような・・。
8巻の予告で出てきた犯人は、巌窟王、MONSTER、白髪鬼の3人。ということは「金田一少年の決死行」「怪奇サーカスの殺人」「天草財宝伝説殺人事件」ですね。あと雪影村を終えたらもう新シリーズなので、かなりの速度で本編をカバーしていってます。
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(7) (講談社コミックス)
- 作者: 船津紳平,さとうふみや,天樹征丸,金成陽三郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/10/17
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
広告