1巻のあらすじと感想
中小零細の音羽ブラックPRというPR会社の主任になった金田一一37歳。美雪は大手航空会社のチーフパーサーとして世界を飛び回る仕事。明智は警視長まで出世、剣持は退官済み。
「歌島リゾート夢の縁結びツアー」スタッフとして、オペラ座館のあった島に行くと、再び連続殺人事件に巻き込まれます。「もう俺は謎をときたくない」「こうなったら仕方ない、もう謎を解くしかない」からの嬉しく無さそうな決め台詞「謎がすべて解けちまった・・・!」が飛び出します。
2巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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謎を解いた金田一は関係者全員を集めて推理を披露しようとしますが、やってきたのは真犯人一人だけ。しかも、刃物を隠し持って邪魔者を殺す気まんまんでした。推理を突きつけ、証拠も上がっていることを告げますが、案の定犯人が襲いかかってきます。明智が差し向けたヘリが到着して、難を逃れた金田一。
犯人は保険金や財産目当てに婚活で見つけたターゲットを殺し続けており、高遠の薫陶を受けていました。死刑囚として囚われた高遠でしたが、自分をゼウスに見立ててオリンポス十二神の名前を冠する弟子たちが活動していることが明らかになります。最初の犯人はアルテミスでした。
金田一のアパートの隣の部屋にはシングルマザーの森下が暮らしており、ケータリングの仕事についていました。タワマンに住む主婦から急遽の依頼が入り、困っていたところを金田一が手伝いに入ります。ケータリングの搬入で入った部屋に待っていたのは殺人を企む主婦3人。被害者になる予定の女性が一室に縛り上げて囚われていました。
推理披露の流れが都合よく行かなくなって、高校生のときにはあった優しさのご都合展開が無くなった悲しさがあります。次なる殺人は、3人がかりの計画殺人。これも、本編の展開をメタるグダグダなセリフに期待できそうです。
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3巻のあらすじと感想
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