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高遠少年の事件簿 / さとうふみや、天才マジシャン高遠遙一の高校時代

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高遠少年の事件簿 (講談社コミックス)

「高遠少年の事件簿」は「金田一少年の事件簿」のスピンオフ作品。金田一少年のライバルである地獄の傀儡師こと高遠遙一が主人公。彼の高校時代を描きます。DeNAのマンガボックスで連載されていました。金田一少年の原作者が漫画ボックスの編集長を務めていただけあって、本作はなかなかのハイクオリティ。

高遠遙一は、天才マジシャン近宮玲子を母に持つ殺人者。魔術列車殺人事件で、自分の母を殺してマジックを奪い取った人たちを次々に殺した事件で初登場。一の推理を聞いてからの、キャラの変貌ぶりは圧巻でしたね。その後は、芸術犯罪のプロデューサーとして、殺人教唆と殺人トリックの授与を繰り返しています。

あらすじと感想(ネタバレ注意)

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導入は高遠の天才ぶりを際立てるところから。高校入試で全教科満点のトップ入学を果たして、英語ペラペラ帰国子女でピアノの演奏も抜群にうまいというイケメンぶりを発揮しています。4年前にもその高校では同じような生徒がいたとか。シルエットからは明らかに明智警視ですね、先輩後輩の間柄だったとは。

そんな高遠少年は、友人に誘われマジック部に入部することに。入部後、死神マジシャンと名乗る人物から夜の高校に呼び出されるマジック部の面々。部室に鍵がかかっていて鍵穴から覗くと、部員の生首が机の上に。鍵を開けて部室に入ると血痕だけが残され、忽然と首は消えていました。部屋は密室。しかし、翌日の朝には同じ場所に首が。

次の事件は、廃屋アパートで。同じように呼び出された面々は、郵便受けから同じように生首だけが置かれているのを目撃します。確認後、突如として部屋から煙が出て爆発。さらに連続して、部室には生首。こちらは鍵がかかってませんでした。

犯人は2番目に生首となって殺されていたと思われていた人物。1つ目の殺人トリック以外はお粗末な感じですね。1つ目のトリックは、生首が置かれていたのではなく、印刷された生首写真が置かれていた、というもの。順に鍵穴から片目、郵便受けから両目、間近という順で生首を見せることで1件目のトリックに発想が至らないようにするというのが肝でした。

金田一少年をきっちり踏襲してきます。犯行がいわくつき同一版になぞらえられる部分も同じ。今回は「死神マジシャン」でした。決め台詞は「ジッチャンの名にかけて」→「天才マジシャンと呼ばれる僕の母近宮玲子の名にかけて」、「謎は全て解けた」→「種明かしの時間だ」といった具合でした。

読み進めていきながら、金田一少年的に推理を進めているけれど、実は犯人は高遠本人だった。なんていうどんでん返しがあったらすごく良かったんですけど、そうではなく普通に高遠少年が事件を解決しちゃいました。最後は犯人を鮮やかに殺して、人生初の殺人に手を染めました。

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