山田恵庸先生は週刊少年マガジンで「エデンの檻」や「CHARON」を連載していました。イブニングに移籍してデストピアの連載を開始しました。
「エデンの檻」と「CHARON」はどちらも打ち切り?のような残念な終わり方でした。特にエデンの檻は、未来に移動していたことはわかりましたが、絶滅した動物たちを蘇らせた狙いがよくわからず、困惑の最終回となってしまいました。
このデストピアはそうならないことを祈るばかりです。デストピアというのは、ユートピアの逆で理想郷の逆ということですね。望ましい社会でないということです。今回も1巻では伏線広げまくりです。ただし、感想で描くように疑問点は出まくりでした。今後、これらの伏線はちゃんと回収されるんでしょうか。
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
広告
主人公の藤村洸(コウ)はある日、ひき逃げにあって病院に入院することに。入院中、看護師に変装した切嶋カレンという美女に絞殺されかけます。入院した時に、検査した数値が異常であったことを外部に知らせる医者の描写がありました。コウの数値が何かを意味してるんでしょう。切嶋カレンを撃退したのは、同じく美女の3人組。
退院するとコウの視力が上がっていました。それだけでなく、顔が黒い影のように見える人が現れるようになっています。ガラス越しでは普通の人間に見えますが、直接見ると黒い影のバケモノ。そのバケモノを尾行すると、快楽殺人者であったことがわかります。
その後、重症を負ったはずの切嶋カレンの一団に拉致され再び殺されかけますが、またも美女3人組に助けられます。そして、ここで黒い影の正体と美女3人組の正体が語られます。黒い影はチーターと呼ばれる犯罪者達。チーターはcheaterでしょうか?cheatはゲームの不正のように、人間なら反則だろうという能力を意味しているようです。美女3人組は、警察でチーターの追尾能力があったんですね。美女3人組が属する警察の6係に協力させられるコウ。6係の責任者・九重の目的は、見るだけでチーターを識別できるコウの能力を利用することです。
1巻はここまでなんですが、いろいろ謎が渦巻きます。まず、ひき逃げのあとに覚醒したチーター識別能力は何なんでしょう。目を移植された?それなら、数値以上を誰かに報告する医者の説明が付きません。事故をきっかけに能力を覚醒させたと見るべきでしょう。さらになぜ数値だけでコウをが危険人物と判定されたんでしょう。むしろチーターとしての仲間側じゃないんでしょうか。ローラに指示を出していたのが誰なのかも気になります。まあまだ1巻なんで伏線を広げる段階ですよね。エデンの檻みたいにならないといいなあ。
- 作者: 山田恵庸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/07/23
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- 作者: 山田恵庸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/07/23
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
関連エントリ
DEATHTOPIA / 山田恵庸(2)、顔の表皮を剥がす犯罪者フェイスとの対決。コウの正体が明らかになるも、さらなる謎が - PHMPK.LOG
Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁 / 横幕智裕 / 竹谷州史(1)-(9)、最終巻が出る前にあらすじのおさらい - PHMPK.LOG
広告