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ヴィンランド・サガ / 幸村誠(16)、グズリーズを連れて出航するトルフィン一行、途中で赤ん坊も加わって、最後はクマをも殺す女狩人と邂逅

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ヴィンランド・サガ(16) (アフタヌーンKC)

ヴァイキングとして生まれたトルフィンの運命を描く幸村誠先生のマンガ。舞台は11世紀初頭の北ヨーロッパ。

レイフの弟の未亡人であるグズリーズとハーフダンの息子シグルドが結婚することとなり、トルフィンたちは結婚式に出席することを条件としてイッカクという鯨の角を24本渡されます。

イッカクの角は、南ヨーロッパではユニコーンの角として万能薬の源として重宝されていました。はるかな航海となるギリシアへの旅を成し遂げられれば一攫千金が狙えるということで、ギリシアへ向かうことに。

グズリーズとシグルドの結婚式は問題なくとり行われましたが、夜になってグズリーズがシグルドを刺して逃げ出してしまいます。

16巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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ギリシアへの航海へ紛れ込もうとするグズリーズ。あっさり見つけられます。「好きで女に生まれたわけじゃない」「船に乗りたい、世界を見てみたい」という言葉を受け、トルフィンは船に乗ることを承諾。グズリーズを載せて出向します。恥をかかされてただでは置けないと、船に乗ってグズリーズを追うシグルド。父からトルフィン達がギリシアに向かっていることを聞かされています。

トルフィンたちは、立ち寄った北海シェトランド諸島で、戦の跡を見つけます。そこに住んでいたのはレイフの知り合いでしたが、女子供までみんな殺されていました。たった一人生き残っていた母子を見つけますが、すぐに母は息を引き取ります。その赤ん坊も連れていくことに。

その子の里親になれる人を探しますが、断られます。2つの一族が憎み合って復讐を繰り返して一人生き残った子ということで、ノルドの男的にはその赤ん坊には復讐の義務があるとのこと。ここにも終わらない憎しみの連鎖があるのかと思いますが、なにか別の道はないのかとトルフィンは考えている様子。赤ん坊の里親を探しているうちに追いついてくるシグルドですが、ちょっと抜けていてやっぱりあっさりと撒かれてしまいます。

ノルウェーのスカンジナビア半島に到着して上陸した所で、クマの襲来を受けます。全員を逃がすために一人戦うトルフィン。エイナルが囮になろうとした所で、後方から飛んできた矢でクマが死にます。矢を撃ったのはヒルドという狩人の女。一緒にクマ鍋をつつくことになった時にヒルドが語り始めます。8年前家族全員が戦士の一団に殺されたことを。一団を率いていたのはアシェラッドという男。森に逃げた父を殺したのは、短剣の使い手でトルフィンと呼ばれる戦士だったことを。聞きながらみるみる顔色を変えていくトルフィン。ヒルドはクマを殺すほどのボウガンをトルフィンに向けます。

赤ん坊のシーンから来て、復讐の連鎖がどこまで行っても終わらないことを感じさせる終わり方。トルフィンの試練は続きますね。

ヴィンランド・サガ(16) (アフタヌーンKC)

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ヴィンランド・サガ(16) (アフタヌーンコミックス)

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