刃牙道 / 板垣恵介(9)、武蔵に挑む渋川剛気と勇次郎を挑発する本部

現代に蘇った稀代の剣豪宮本武蔵が、刃牙シリーズ恒例のモテモテっぷりと超人っぷりを発揮する「刃牙道」。

中国拳法の達人烈海王と武蔵の戦いは、やはり武蔵の勝利で決着が着きました。武蔵の一閃を消力でかわすことができず、内臓と背骨を切られた感触を覚え、息絶えた烈。武蔵に対抗するべく古流武術について持とべに教えてもらいに行くも、おちょくられた末に煙幕に翻弄されます。次の相手は誰かな、と思っていたら徳川亭に警察が踏み込んできて武蔵を連行して行きました。

9巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

武蔵を待っていたのは、全日本剣道選手権4年連続覇者の三輪という巡査部長。竹刀を構えて向き合いますが、戦いにすらならずゆっくりと振り上げて下ろした武蔵の竹刀が相手の背中にまで到達するほどグニャリと曲がって三輪は悶絶。いわゆる試合にすらなりません。

武蔵に挑む渋川

かませ犬との戦い？が終わるとやはり出てきました渋川剛気。どちらが強いのかと警察に炊きつけられますが、「お会い出来るだけで光栄の至り」と渋川は武蔵に握手を求めます。その握手が開始の合図となりました。にこやかな握手でしたが、武蔵は手を話すことが出来ず地面に組み伏せられ、地面を背にして渋川に顔面を殴られます。

「すごい妖術だな」と感嘆する武蔵に柔術を説明する渋川。武蔵も真剣を手にしてこそいませんが、本気になります。独歩戦で見せた刀を持たない意識への斬撃で渋川を切り裂きます。渋川に見えない踏み込み、実力差を見せつけての決着。

本部が勇次郎を挑発

勇次郎のいるホテルに訪れた本部は、「君らの身は俺が守護る」といい、勇次郎をキレさせます。誰からも守られたことのない勇次郎はその言葉で怒髪天を突き本部を殺しにかかりますが、刃牙の時と同じく煙幕で本部が姿を消します。怒りで揺れるホテル。コイツはほんとにいったい何なんでしょう。

武蔵の前に姿を表す勇次郎

徳川邸に戻って、徳川公と一緒に酒を飲んでいるところにとうとう勇次郎が姿を現します。障子ごしでグニャグニャに揺らぐ空間描写。座って向かい合い、一緒に酒を飲み始めますが、ここから何らかのやり取りがあって戦いに突入となるんでしょうね。相変わらずコマが大きくて進みは遅いですが、ようやく勇次郎と武蔵の対決が来ました。そして、さんざんフラグ立てをしてきた本部は未だ武蔵と戦わず。まさか勇次郎が敗れた次に出るなんてことはないでしょうけど。