超能力を手にした若者たちが、その力に葛藤し革命を目指すマンガ「デストロイアンドレボリューション」。
宇宙ステーションの爆破から、マコトはユウキを連れ出しました。
9巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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ユウキは、24時間以内に全戦力を放棄して、意思決定を「問う者」に委ねろとアメリカ合衆国に迫ります。仲間とともに米軍基地の6割を破壊するユウキ。
日本は、マコトの手を借りて、問う者への対策を講じます。ワンネスに繋がったマコトが、ユウキの仲間の居場所を警察に伝え、機動隊が彼らがワンネスに繋がる前に暗殺していきます。
マコトの動きを察知したユウキ。日本の「問う者」への対策方法を聞き出したアメリカは、空爆で問う者のいるところを攻撃し始めます。
ユウキはマコト消し去るために、小島とマコトが一緒にいるときに、アメリカ軍が核攻撃を仕掛けてくるよう誘導します。マコトは小島の意識だけをワンネスに連れてきますが、肉体が消滅したことにより小島はマコトへの愛の言葉を告げて消滅します。
1年が経ち、問う者の活動は完全に止まっていました。マコトは、ユウキを消滅させるのではなくワンネスから「答えを出せ」と迫ります。マコトは小島が死んだ後、はるか宇宙の果まで自分の意識を飛ばしていました。人間が生きる目的について考えたマコトの結論は「広がること」。素晴らしいものを作り出すのも、ユウキが嫌悪した自らを滅ぼすほどの欲望もすべて広がることを目的にしていたから。
マコトとユウキは、他の天体へ生命を運び、移住を始めます。
どうしようもない人間世界のエゴのぶつかり合いに、「地球を離れる(卒業する)為」という予想外の解を持ってきました。このエンディングを最初から考えていたのだとすると、なかなか回り道をしましたね。
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