15巻のあらすじと感想
百合崎博士が企て、ドレイクの手で実行に移された箱舟計画。手遅れの地球を棄てて、残ったWエネルギーを使い切って宇宙を渡るための箱舟が発進します。
16巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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ドレイクによって集められたミラの姉妹が、ミラの二重コイルに手をかざすと、一つになりミラの人格が失われます。ドレイクの命令で、ジェネシスを一瞬で作り出すと、いとも簡単に箱舟ごと生命の転送を実現します。
迷宮を脱出したキョーマは、ニューテスラエナジー総裁の手を借りて、全世界から次元Wエネルギーをかき集めて宇宙へ旅立つ準備をしている箱舟に乗り込みます。総裁の切り札は、人工的に狙った場所に虚無を作り出す技術でした。ミラを載せた箱舟も、巨大な虚無を生成すると地に落ちます。
箱舟に乗り込んだキョーマを待ち受けていたのは、無意識になっても肉体が記憶しているプログラムのままに動くドレイクでした。ミラのもとに向かうキョーマでしたが、結界のように空間が歪んでいました。
虚無に落ちていたミラでしたが、キョーマへの思いから意識を取り戻します。キョーマもまた、無意識の中で才能を目覚めさせてドレイクに打ち勝ちます。ミラの二重コイルの中で眠っていた百合崎博士の意識は、虚無の中で逃げ場がなくなった総裁のコイルを焼き切ります。
総裁が落ちたことで世界が完全に虚無に陥りますが、ミラが宇宙の居住可能な惑星へのゲートを開きます。長い距離ですが、人類に可能性が開いたことで枯渇していた次元Wエネルギーが再び地球に戻ってきます。
ミラが神のごとく強くなって一気に駆け抜ける終盤でした。宇宙船を転送する以上に、距離を超えたゲートを開き続けるほうがSF的にはぶっとんでいます。
未知のエネルギーをネタにしたマンガでしたが、そのエネルギーに程よく囚われすぎないいい感じのバトルマンガでしたね。キョーマがあっさりドレイクを倒してしまったのは拍子抜けでしたが、きれいに完結しました。
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