4巻のあらすじと感想
人類を滅ぼしかねない超能力者ばかりが集まった孤島の学園。無能力者ながら、超能力者たちを暗殺する指名を受けて転向してきた柊ナナ。これまで、誰にもバレることもなく危険な超能力者たちを暗殺してきたナナでしたが、その殺人のすべてを変身能力を持った橘ジンという人物に見られていました。
さらに、ナナ以外の犯人による殺人事件も起こって学園は騒然となります。犯人だった幽体離脱能力を持つレンタロウによって、ナナをかばったミチルが命を落とします。
5巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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キョーヤとフウコによって追い詰められたレンタロウは、なんとか2人の前から逃げ出しますが、最終的に橘ジンによって殺されます。
翌日、ミチルを失って憔悴するナナの前に、教官の鶴岡タツミが登場。殺人事件で心が揺れる生徒たちでしたが、圧倒的なカリスマ性と人心掌握術を持つ鶴岡によって平静を取り戻します。
蝶に化けて鶴岡の正体を探ろうとするジンでしたが、鶴岡はすぐに違和感に気づいて蝶を打ち抜きます。鶴岡はジンの能力の特性とその弱点を見抜いた上で、仲間に加われと持ちかけます。
鶴岡とのやり取りの中で、ナナもまた橘ジンの弱点に気づいていました。「普通の人間には化けられない」「見られていると変身できない」ことを指摘して手に掛けようとしますが、橘ジンの念動力が発動して防がれます。ナナの前に初めて姿を表したときから、念動力持ちの別の誰かの姿に変身していたと語るジン。
自分の役割と、携帯に送信されていくる「推定殺害人数」に疑問を持ち始めるナナでしたが、次のターゲットを重力操作能力を持つ大地ヒカルにターゲットを定めます。
月の位置と能力の出力が連動していること、一度触ったものにしか重力操作が効かないことを見抜いてヒカルを追い詰めるナナでしたが、トドメを刺さずに見逃します。鶴岡の指令でナナを監視しているモエに「もう誰かの言いなりにはならない」と宣言するナナ。
次巻予告で舞台を本土に移しての新章突入が描かれています。キョーヤの再生能力の弱点はなかなか伏線回収されませんね。ナナ・キョーヤ・ジンが組んで、鶴岡率いる能力者軍団と戦ったりすると派手で面白そうです。
- 作者: るーすぼーい,古屋庵
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