めいびい先生による異世界新婚ラブコメマンガ。ごく普通の高校生サトウが、片思いしている幼馴染のヒメを追って異世界に迷い込み、指輪王なる世界を救う勇者になってヒメとは結婚することになっちゃいます。
世界を闇で覆わんとする深淵王に対抗するためには、指輪王が5人の指輪を持つ姫と結婚して力をつけねばなりません。ここまで、光→風→火の指輪を手に入れてきたサトウ。
1巻ずつ1つの国のお姫様と1人ずつ結婚していくプロットになっているんですが、水の国はいろいろとこれまでの定番をはずしてきました。いろいろな試練を突破し、襲い掛かる深淵王の騎士と戦い勝利する→めでたくお姫様と結婚する、という型にはまっていません。
4巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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水の国マーサにやってきたサトウたち。サトウを歓待する少女がいきなり口づけを交わし、指輪を光らせます。この少女が、水の指輪の君サフィール・マーサ。頭に角のある竜族の貧乳美少女。
水の国のおかれた状況は複雑で、マルスの出身である人類最大のギサラス帝国の兵が町中にあふれていました。帝国は「深淵王の支配に抵抗する」という名目で、数多の国を併合していました。今、深淵王の脅威にさらされている水の国に兵が配置されているのもそのため。
サフィールの父は王ですが、いかにも怪しげな占い師の女に操られている様子。サフィールには双子の妹サフィラがおり、サフィラとマルスは恋仲。しかし、マルスが水の国へ帝国からスパイとしてやってきたことが明らかになり、泣く泣く分かれることになっていました。
占い師が王に重宝されているのは、深淵王の繰り出す魔物の出現をことごとく預言するから。この時点で怪しさマックスですが、さらにサトウの暗殺に部下を差し向け、サトウをうらやむマルスの心に付け込んで魔剣を授けて心を支配します。
魔物たちと闘おうとするサトウですが、剣を構えたマルスが背後から斬りかかります。他の人たちが魔物の相手をする中、1対1でサトウとマルスの戦いに。マルスの持つ魔剣は指輪の持つ魔法の力を無効化するため大ピンチに。サトウは、純粋に剣の戦いならば、自分があっという間にまけているはずなのになんとか戦えているということから、マルスが魔剣の支配に抗っていることを見抜きます。魔剣の本体である柄に取り付けられた宝玉を破壊してマルスを解放。
占い師は深淵王の騎士の正体を現し、サフィラを人質に取って襲い掛かってきますが、マルスは深淵王の騎士に指輪を渡すと見せかけてサフィラにプロポーズ。すきをついてサトウが魔物の触手を切断してサフィラを助け出します。プロポーズしたのが、サトウじゃなくマルスというところもこれまでと違いますね。
敗走した深淵王の騎士が向かったのは帝国。マルスの父である皇帝は深淵王の騎士を利用して水の国を支配しようとしていました。しかし、失敗したことを聞き深淵王の騎士を切り捨てます。深淵王だろうと指輪王だろうと駆逐するまで、と口にする皇帝。敵は深淵王だけではない、という伏線ですね。
次に向かう土の国は、深淵王が潜む闇の領域。指は5本しかないんで、最後のお姫様がいるんでしょう。
あらすじを書き出してみましたが、実際にはお色気シーンが満載ですからね。「かつ神」のシリアスさはまったくない、指輪物語のパロディとして楽しめるマンガです。
- 作者: めいびい
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